たまご、ポテトサラダの価値を探る齊藤ゼミの前学期リサーチ活動
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たまご、ポテトサラダの価値を探る齊藤ゼミの前学期リサーチ活動
経営学部の齊藤弘通教授のゼミでは、Z世代の若者の価値観や行動を深く理解するためのマーケティングリサーチを実践的に学んでいます。前学期の3年次ゼミでは2つのテーマについてリサーチしました。一つは、「たまご料理・たまご加工品の生活者研究」。Z世代がイメージするたまごの料理、加工品はどんなものか、その価値や魅力を探るとともに新たな食べ方・食シーンを模索しました。もう一つは「ポテトサラダの位置づけ・価値について」。Z世代はポテトサラダについてどんな認識を持っているのか、ポテトサラダに対するイメージや喫食の実態を分析し、次世代ポテトサラダの可能性を探っていくというものです。
学生達はたまごチーム・ポテトサラダチームに分かれて調査を開始。リサーチの基礎を学びながら、「テンションが上がるたまご料理には何があるか?」「ポジティブに感じるたまご加工品にはどのようなものがある?」「昔ながらのポテトサラダに対する印象は?」「ネオポテサラについてどう思うのか?」等々・・・・・・調査の前半では、さまざまな角度からインタビューを行い、自分たちの世代を客観的にかつ徹底的に調べました。6月9日に行った中間報告会では、インタビューの結果から共通する価値を考察。たまごチームからは、たまご料理・加工品に対し「手軽さ、健康的、安心感、プラス1品としてちょうどよさ、技術的価値」、ポテトサラダチームからは、「王道を崩さずに驚きが欲しい」といった仮説が立てられました。調査の後半では、仮説検証のためのアンケート、新たな食べ方を模索したインタビュー、味や見た目などへのコメントから傾向を探るテキストマイニングの3つの手法を用いてさらに掘り下げていきました。
7月14日には最終報告会を実施。Z世代にとって、たまご料理・加工品とは「家庭料理として親しまれつつも、健康面や調理の手間への意識が分かれている」「エンタメ性も楽しめるビジュアル」などに価値があり、「手軽さ」や「プラス1品にちょうどよい」魅力があること、また、ポテトサラダとは親しみやすい「食卓の名脇役」などの価値があり「アレンジで変えられる余地」に魅力や期待があるなど3つの手法から収集した情報をまとめ上げました。
調査活動や分析作業を通して、マーケティングリサーチの奥深さに触れた学生達。後学期では各自でテーマを設定します。それぞれの視点でリサーチに取り組み、分析力と洞察力を磨いていきます。
                およそ3か月にわたり調査・分析に奮闘した齊藤ゼミの学生達
            
                ※2025年度掲載

                    
                    
                    







