五感に響くマーケティング 授業レポートPart1
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五感に響くマーケティング
この授業では、商品やサービスの魅力を消費者に伝えるため、「音」「光」「色」を駆使して心に響くプロモーションを実践的に学びます。基礎知識を身につけたうえで取り組むのが、表現上の重要な視点をプロのクリエイターから学ぶ演習です。
2026年度は「映像のBGM制作」「アパレルショップの商品ディスプレイ提案」「小物アイテムの広告制作」をテーマに3つのワークショップが開催されました。どのような気づきや成長があったのか、履修した学生に聞きました。
広告写真の撮影を通じて学んだことは、コンセプトの重要性です

林 葉月 マーケティング学科3年 千葉県私立八千代松陰高等学校出身
目には見えない感覚を、理論的に語れることを目指して履修
商品が実在するモノであることに対して、五感は目には見えない感覚です。消費者にどう訴えかけるかが重要であることは、携わっている大学の公式SNSの動画制作を通じて実感していました。企画や表現に活かせるスキルを身につけたいと考えたことが、この科目を履修した理由です。感覚的なものを言語化し、理論的に説明できるようになりたいと思いました。
特に気づきが多かったのは、3回目のワークショップ「小物アイテムの広告制作」です。課題のテーマは「広告写真×色」でした。演習ではマグカップとディフューザーのSNS投稿用写真を撮影し、演出する素材として花を使用することが条件でした。私たちのグループは、20代の女性が一人で暮らす部屋を想定し、アイテムの魅力が伝わる世界観の構築を目指しました。撮影では、花びらに含まれる色にも注目し、空間全体のバランスを整えることに注力しました。
「言葉を使わずに魅力を伝える手法」の引き出しが増える科目
撮影を進める中で困惑したのは、光と影による影響でした。光の当たり方が少し変化するだけで、アイテムの印象が大きく変わるからです。さらに、目で見た印象と撮影した写真の印象も異なるため、途中で判断に迷い、目指すべき表現の着地点がわからなくなりました。
講師を務める華道家の先生に助言を求めて気づいたのは、コンセプトが曖昧な状態で撮影を進めていたことでした。ターゲットの特性やニーズを理解したうえでコンセプトを設計し、伝えたい世界観を言語化することの大切さを学びました。
演習を通じて養われたのは、「誰に・何を・どう伝えるか」を考察する力や、正解がない中で粘り強く試行錯誤を続ける姿勢だと感じています。
この授業の魅力は、五感に影響を与えるマーケティング上の知識や理論を、手を動かしながら実践的に学べる点にあると思います。また、各回で課題のテーマが異なる3つのワークショップは、どれも「言葉を使わずに魅力を伝える手法」を学べる機会であり、その引き出しを増やすことができました。マーケティングを広く深く学びたい人はもちろん、表現力や創造力を伸ばしたい人にもおすすめの授業です。
※2026年度掲載
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